誰かに相談したい
急に介護が必要になった時、わからないことだらけで不安がいっぱいになると思います。でも安心してください。行政のサービスだけでなく、サンシャインには介護のプロがいます!介護のコンシェルジュ・サンシャインにぜひご相談ください。
誰に相談すれば・・・
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まずは 本家本元 1.市区町村の介護保険の担当窓口 はいかがでしょう。
最近ではホテルかなにかのコンシェルジュのように親切に応対してくださいますよ。
次に頼りになるのが、2.地域包括支援センター です。
今では国を挙げて「地域包括ケア」なる取り組みを進めていますが、その最先端に位置するのがここです。通称「包括(ホウカツ)」どうぞよろしく!
その他にもお近くの 3.居宅介護支援事務所や、特養やデイサービスなど介護施設の相談窓口 もいいですね。
もちろん 4.居宅介護支援事務所・サンシャイン南蟹屋もお忘れなく!
こうした窓口で紹介されるのが、おそらく相談員や介護支援専門員(ケアマネー ジャ)といった方々だと思います。そうした方々になんでも相談するといいです。 介護が必要な方の様子をしっかり見てくださり、介護保険を使うための手続きのアドバイスをいただけるはずです。
詳しくは、親を「介護したい」の中の「介護保険があるじゃないか!」を参照してください。
まずはアセスメント
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要介護認定の結果、要介護状態だと認定されれば介護保険のサービスが使えます。 でもその前に必要なのが、まずはアセスメント(課題分析)です。
アセスメントは介護が必要な方の様々な情報を集めてそれらの情報を突き合わせることで、その方の「ニーズ」をあぶり出す作業です。
ではそのアセスメント、どうやってやるのでしょうか? その様式はどんなものでもいいのですが、介護保険によると次の「課題分析標準 23 項目」を満たしていなければなりません。
1 基本情報―氏名や性別、住所、電話番号など利用者の基本的な情報
2 生活状況―利用者の現在の生活状況や生活歴
3 利用者の被保険者情報―利用者の介護保険などの被保険者情報
4 現在利用している介護サービス等の状況
5 障害高齢者の日常生活自立度―ランク J〜C の日常生活自立度(寝たきり度)
6 認知症高齢者日常生活自立度―自立ランクI〜M の認知症の方の日常生活自立度
7 主訴(利用者やご家族の主な希望、要望)
8 認定情報―利用者の要介護度区分など認定結果の情報
9 課題分析(アセスメント)理由
10 健康状態―利用者の健康状態について記載
11 ADL(日常生活動作)に関する項目
12 IADL(手段的日常生活動作)に関する項目
13 認知―認知能力の程度に関する項目
14 コミュニケーション能力
15 社会との関わり―社会との関わりに関する項目
16 排尿・排便―排泄の頻度、ポータブルトイレ、おむつなどの使用状況の項目
17 褥瘡・皮膚の問題―褥瘡(じょくそう)、皮膚の清潔状況などの項目
18 口腔衛生―歯や口腔内の状態、衛生に関する項目
19 食事摂取―栄養、食事回数、水分量などに関する項目
20 問題行動―暴言暴行、徘徊(はいかい)などの行動に関する項目
21 介護力―介護者の有無や介護意思などの介護力に関する項目
22 居住環境―利用者の居住環境、住宅改修の必要性についての記載
23 特別な状況―介護者による虐待や終末期ケア(ターミナルケア)に関する項目
このうち、ご家族に用意しておいていただくと便利なのが、
1 基本情報―氏名や性別、住所、電話番号など利用者の基本的な情報
2 生活状況―利用者の現在の生活状況や生活歴
3 利用者の被保険者情報―利用者の介護保険などの被保険者情報
7 主訴(利用者やご家族の主な希望、要望)
8 認定情報―利用者の要介護度区分など認定結果の情報
21 介護力―介護者の有無や介護意思などの介護力に関する項目
22 居住環境―利用者の居住環境、住宅改修の必要性についての記載
です。アセスメントの際にはきっと担当ケアマネージャさんから訊かれることでしょう。
ニーズをあぶり出す
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前記アセスメントを行うことであぶり出されるのが、その方の「ニーズ」です。
ニーズとは、その方が自覚し求めていること(デマンド)ではなく、その方に本当に必要なこと、「生活全般の解決すべき課題」です。「それが解決できれば、希望とする生活や活動が可能になる」ことがらです。
ニーズをアセスメントからどのようにあぶり出すか?どのくらい具体的な形で捉えることができるか?それがケアマネージャさんの腕の見せ所です。
どんな支援が必要だろう?
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ニーズを基に、その方の「ケアプラン」が決まり、ケアプランに沿って提供されるサービスが決まります。提供されるサービスが決まっても、そのサービスを提供するサービス事業所はたくさんありますので、どの事業所のサービスを受けたいのか、各事業所の特徴や長所・短所を知っておくことは重要です。
こうした情報も担当の ケアマネージャさんから得ることができますので、なんでもお話してみてください。
また、それらサービスは、「体験」という形でほぼ無料で「お試し」することができるので、いろいろな事業所のサービスを受けてみることをおすすめします。事業所によって、受けることのできるサービスの感じがガラリと違いますよ。お気に入りの事業所がきっとあるはずですから!